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高校野球秋季中国大会

 投稿者:青テン  投稿日:2009年11月 6日(金)23時24分15秒
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   みなさんこんばんは。
 既に結果はご存知だと思いますが、今大会は島根県の開星高校の優勝で幕を閉じました。戦前から広稜・開星・関西が3強といわれていましたが、想像以上にこの3校の実力が抜けていました。この3校は全国でも充分通用すると思いますし、3校ともに1年生の好素材が多いので、再来年も期待ができる高校です。
 今大会の雑感としては、前2年の同大会がレベルの低さを感じたのに比べ、今年はまずまずレベルが高かったかと思います。
投手では、140キロ以上計測したのが、倉吉東・北田投手、開星・白根投手、関西・堅田投手、岡山東商・星野投手、広稜・有原投手達で、これらの投手以外でも石見智翠館・戸根投手、岡山理大附・石橋投手、崇徳・大下投手などもなかなかの好投手でした。登板がなかった岡山理大附・藪田投手、広稜・川崎投手も評判の大器です。野手では、開星・糸原三塁手・出射捕手、広稜・丸子一塁手・三田三塁手、崇徳・濱田外野手、石見智翠館・陳三塁手辺りが目に付きました。

◎開星高校
 打撃が売りのチームで、今大会は4試合で6HRを記録しました。糸原・出射らの上位打線は迫力があり、1年生の白根・森・大畑らの下位はしぶといです。その中でも今大会4HRの糸原は別格で、球を手元まで引き付けて体の回転で弾き返すことができるすばらしい打者ですね。熱心に視察しているスカウトもいましたし、今大会NO.1野手でしょう。
 投手では、1年生の白根投手が全試合を投げぬきました。事前の情報から、球は速いが荒っぽい投手を想像していましたが、決してそんなことはなく、制球もそこそこ安定してますし、切れのあるスライダー・シンカーでボール球を振らせる投球術もありました。球速は常時135キロ前後で勝負所では140キロを超えてきます(今大会の最速は144キロ)。癖のある投球フォームは気になりますが、将来的にはプロを狙える素材でしょう。体格・風貌・態度など良くも悪くも大物で、詳しくは書きませんが、いろんな意味で面白い選手です。私はこの選手好きですね。
 守備は、糸原三塁手・1年生の大畑遊撃手を中心に鍛えられており、捕手の出射選手も強肩で穴は少ないです。ただ、白根投手は少し守備もした方がいいのでは・・・
 私が知っている限り、ここ20年くらいの島根県の高校では最も充実したチームかもしれません(谷繁捕手を擁した江の川以来?)。同校だけではなく石見智翠館もなかなかのチームでしたし、ここ2年くらいの島根県は本当にレベルが上がってきましたね。
◎関西高校
 主力選手の負傷退場による戦線離脱、インフルエンザ禍、エース堅田の熱発などアクシデントに見舞われながら、選抜当確ラインまで勝ち上がりました。江浦監督の「戦力維持で精一杯だった。」というコメントは本心からのものでしょう。
 エースは1年生左腕の堅田投手です。開会式当日に高熱に見舞われ、体調不良と調整不足の中での投球だったようで、県大会ほどの出来ではなかったです。それでも今大会は29回・被安打13・奪三振40・自責点1の成績を残しました。直球・カーブ・スライダー・スクリューのいずれのボールもカウント球にも勝負球にもなるのが強みです。ランナーがいない時は130キロくらいの球速が、ランナーが出ると5キロくらいは増してきます(今大会の最速は141キロだそうです。)。相変わらず肘が使えないフォームで上背がないのでプロ受けはしないタイプですが、点を与えないという観点からでは中国地方屈指の投手でしょう。
 打線は上位から下位まで切れ目がなく、俊足揃いなので得点力はあります。ただ、全国に出ると少しパワー不足でしょうか。俊足揃いの割りに盗塁が少ないのも気になります。
 守備では、三遊間の守備に不安があり。失策で失点する場面がありました。遊撃手の西田選手はシートノックなんかを見ると上手いのですが、雑なんですよねえ。
 課題もありますが、冬の間に鍛えれば全国でも通用するチームだと思います。過去に8強や4強に進出した世代と比較しても遜色のないチームです。
◎広稜高校
 準決勝敗退ですが、戦力は申し分ないですし、四国の準決勝敗退高が地域性で不利なので、選抜出場の可能性は充分に残されています。
 投手は有原投手がほぼ一人で投げました。186センチの長身でがっちりした体格から常時140キロくらいの直球を投げ降ろしてきます。また、直球以上にスライダーの切れが素晴らしいです。この投手もフォームに癖があるのが気になるものの将来的にはプロも狙えるでしょう。
 打線は、今大会はやや湿りがちでしたが、素材のいい選手が並んでおります。特に4〜6番の丸子・三田・蔵枡の1年生の素材の良さが目をひきました。ただし、下位打線はやや非力は印象も受けました。
 守備では、準決勝で6失策と信じられない乱れ方をして開星高校に敗れましたが、シートノックの動きもいいですし、守備が悪いという話も聞いたことがないので、これはたまたまなのでしょう。
 戦力的には現チームも全国レベルなのですが、川崎・上原・野村・丸子・三田・蔵枡など、1年生に逸材揃いなので、再来年が更に楽しみなチームです。

◎1回戦
○新庄高校 (広島2位) 2−0 鳥取育英(鳥取4位)
○石見智翠館(島根2位) 1−0 倉吉東 (鳥取1位)
 私は観戦できませんでしたが聞くところによると、倉吉東の北田投手は、181センチの長身でバランスのいいフォームから140キロの直球を投げる評判以上の好投手だったようです。是非観戦したかったなあ・・・
○岡山理大附(岡山3位) 2−0 防府  (山口1位)
 岡山理大附が石橋−後藤投手のリレーで防府打線を1安打に抑え完封勝利。岡山理大附を3安打に抑えた防府の岡村投手はスライダーのいい、まずまずの好投手でした。
○関西   (岡山1位)12−2 柳井学園(山口3位)
 関西高校が18安打の猛攻で6回コールド。堅田投手は、体調不良の中での登板で制球に苦しみましたが、6回を1安打7奪三振の内容でした。柳井学園では、4番の大川外野手が堅田投手にも対応できており、体も大きいですし、もう少し見てみたい選手でした。
○開星   (島根1位)11−1 熊毛南高(山口2位)
 出射捕手の2HR、糸原三塁手のHRなどで開星が着々と加点し7回コールド。白根投手は、8番打者にHRを浴びたものの、熊毛南打線を寄せ付けませんでした。
○岡山東商 (岡山2位) 6−2 出雲商 (島根3位)
 出雲商が岡山東商の先発・人見投手を攻め、序盤にリードするも岡山東商が中盤以降に逆転しそのまま逃げ切りました。6回から登板した星野投手は、140キロの直球で4回を2安打8奪三振の好投でした。出雲商の主戦・岩成投手は130キロ中盤の直球を投げる好投手とのことでしたが、この日は調子が悪かったようです。
○崇徳   (広島2位) 5−3 倉吉北 (鳥取2位)
 インフルエンザでベンチ入りメンバー数人が欠場しながらも崇徳高校が押し切ったようです。
○広稜   (広島1位) 7−0 八頭  (鳥取3位)
 八頭高校の左腕・上川投手に序盤は広陵高校が手こずったものの中盤以降加点し、7回コールド勝ち。有原投手は八頭高校打線を寄せ付けず。
◎準々決勝
○石見智翠館(島根2位) 5−3 新庄高校 (広島2位)
○関西   (岡山1位) 5−1 岡山理大附(岡山3位)
 関西高校が福井・堅田のHRなどで得点し、県大会に続いて勝利。堅田投手はこの秋最も悪い投球内容で、7安打されましたが13奪三振で1失点に抑えました。理大附の先発は後藤投手で、石橋投手はリリーフ登板もなし。また故障でしょうか?薮田投手は結局この秋は一度の登板もなし。聞いたところによると、大事をとってということらしいので、来春には投球が見れるでしょうか。
○開星   (島根1位) 9−1 岡山東商 (岡山2位)
 開星高校が糸原選手の2HRなどで7回コールド勝ち。岡山東商はこの秋初めて星野投手を先発させるも、四死球・暴投で自滅。素晴らしい投球ができるのにエースになれない理由が凝縮された内容でした。
○広稜   (広島1位) 9−2 崇徳   (広島2位)
 崇徳は濱田選手のHRで序盤リードを奪い、大下投手が力のある直球で広陵打線を抑えていましたが、終盤に広陵が本領発揮して7回コールド。この日の有原投手はいまいちの内容でした。崇徳高校は力のあるチームでしたが、大会直前のインフルエンザ騒動が影響を与えました。
◎準決勝
○関西   (岡山1位) 5−0 石見智翠館(島根2位)
 堅田投手が変化球を上手く使い、関西高校が完封勝ち。敗れた石見智翠館・戸根投手も138キロを計測した好左腕でした。
○開星   (島根1位) 5−3 広稜   (広島1位)
 広陵内野陣の乱れに乗じて開星高校が序盤に5点をリードし、広陵高校の反撃を3点に押さえて逃げ切りました。白根投手は170球の粘りの投球でした。
◎決勝
○開星   (島根1位) 4−3 関西   (岡山1位)
 開星高校が関西高校先発の1年生水原投手を捉え、序盤に4点を挙げて逃げ切りました。糸原選手は先頭打者HRを放ち、今大会4HR。白根投手は全試合を一人で投げぬき、スタミナもあることを見せました。4回途中からリリーフした関西高校・堅田投手は、今大会一番の出来で、5回を2安打9奪三振の投球で強打の開星打線も寄せ付けませんでした。また、関西高校では1年生水原投手に使える目処がたったのも収穫でしょう
 
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