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YANさんの新人公演時代の作品『真紅なる海に祈りを』は、この同じシェークスピアの原作に『ジュリアス・シーザー』を加えた作品でしたので、今日はひとつひとつの場面が懐かしかったです。
YANさんは本公演では将校、新人公演ではイノバーバスだったので、今回の公演でも将校役の人やイノバーバスを観てしまいましたね。
しかし宝塚の公演のように社会背景や人間関係の説明がないので、もし、昔の映像をお持ちでしたら、予習に観ておかれた方がわかりやすいかも知れません。
YANさんのクレオパトラは本当にチャーミングでした。
世界一の美女が納得の美しさでしたし、あくまでも女王様。
鋼太郎さんとの「夫婦」関係もぴったりで、愛するがゆえの猜疑心や嫉妬心もごく自然にびんびん伝わってきました。
『マクベス』も洗練された素晴らしい舞台でしたが、魔女もお告げも夢占いもないのに、運命に翻弄される人間というものが伝わってくる大きな物語だと思いました。
イタリアとエジプトという太陽の燦燦と輝く土地柄も感じられて、悲劇ですが観ていて幸福感も感じました。
それに何でも先回りして考えすぎるマクベスやマクベス夫人と違って、おっちょこちょいで直情型なアントニーもクレオパトラも可愛かったです。
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